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2021.07.05

頸性頭痛について

千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。

青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。

今回は、頸性頭痛についてです。

頸椎起因性頭痛として大後頭神経痛があります。

後頭下筋群の収縮が椎骨動脈の圧迫の原因となり、脳の部分的な虚血状態を作り出し、

虚血性頭痛を起こします。

後頭下筋群が収縮すると後頭下神経(C1後枝、運動枝のみ)を圧迫し、神経支配している半棘筋、

板状筋の過収縮を引き起こします。その結果、半棘筋、板状筋の間を通過する大後頭神経(C2

後枝、運動枝・知覚枝)を圧迫し大後頭神経領域の頭痛となります。

さらに、大後頭神経は頭頂部で三叉神経第一枝と吻合するので、大後頭神経痛は二次的に

前頭部の痛みや目の奥の痛みを引き起こします。

交通事故後は中部頸椎が不安定になるため、後頭下筋群の過緊張が起こります。鞭打ち症も

頸椎がストレートネックになることにより、後頭下筋群の過緊張が起こります。

また、長時間のデスクワーク、スマートフォンの使用等で前方頭位が続くと頸部がストレートに

なり、上部頸椎には伸展、下部頸椎には屈曲が起こります。交通事故や鞭打ち症後も頸椎が

ストレートネックになります。結果として後頭下筋群の過緊張が起こります。

後頭下筋群の過緊張により目の奥が痛くなったり、耳鳴り眩暈を起こしたり、緊張型頭痛を

引き起こしたりしてしまいます。

後頭下筋群の緊張をとり、環椎後頭膜をリリースし、C0-C1の可動性を改善することが頸椎

治療のポイントになります。

後頭下筋群や横突間筋等の頸椎の筋群は筋の長さが非常に短い筋肉の為、オーバーストレッチ

に注意しましょう。

結構、後頭下筋群の過緊張という言葉が沢山でてきました。今の時代、多くの方々がスマートフォン

やパソコンなどを当たり前に使うようになり、私も含め目の奥の痛みなど首の負担がかかりすぎて

しまっていることが多いと思います。それによって脳に血が行き渡らない状態が続くと

様々な重度の疾患につながるので特に頸椎の疾患は知っておく必要があると再認識しました。

次回は頸椎の鑑別について載せていきます!😊

青葉鍼灸整骨院 五十嵐でした。

 

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