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2024.11.16

シーバー病について

千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。

青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。

今回は、シーバー病についてです。

シーバー病とは、踵骨骨端炎ともいわれていますが、ジャンプして地面にバンっと着地するような強い衝撃が、繰り返されて踵が痛くなる状態のことをいうんですよね。

この疾患は、身体がまだ成長している段階の、8~12歳の男の子に多くみられます。

だいたいサッカーをしていてよく走る子や、バスケやバレーでジャンプ動作が多い子が発症しやすいですね。

そして、年齢的にも低学年の子よりも運動強度が上がってきていることで、身体にかかる負担も大きくなりやすいんですよね~。

これは、走ったり、ジャンプしたりなどの踵に強い衝撃が繰り返されて、ふくらはぎがパンパンになることで、アキレス腱が引っ張られている状態です。

なので、アキレス腱は踵に付着しているため、踵に痛みが起きると考えられているんですよね。

シーバー病は、放っておくと、踵の骨が成長している最中なのに、強い衝撃で骨にヒビが入ったり、骨が割れてしまったりするんです。

その状態で大人になると、アキレス腱やふくらはぎも使えなくなってしまうので、運動自体ができなくなるかもしれないんですよね。

こうなってしまうと、その子の人生にも関わってきますよね。

一応、踵骨は、男の子で17歳以上、女の子で15歳以上になると、大人の骨になり成長が止まるといわれています。

なので、こうならないためには、踵が痛いと思った時点で、まず病院に行ってレントゲンを撮って、踵の骨の状態を確認した方が良いですね。

骨の成長が止まる年齢になれば、こういった疾患も起こりにくくなるので、早めの対処が必要になってきます。

発症してしまった場合、その踵の負担状況によって、スポーツをやっている子なら、どのくらい休まないといけないのか、スポーツをしていない子だったら、外で遊ぶのを控えるなどの対応が変わってくるんですよね。

結構、子供の場合、大人よりも身体の柔軟性があるため、痛いと感じると痛い動きを避けるような身体の使い方をして(代償動作)、他の関節や筋肉に負担をかける場合があるんですよね。

痛みがあると、代償動作を行い痛みから逃れることは、私たち大人もしますが、子供よりも身体が硬いのもあって、これは身体みてもらわなきゃだめだなっていう判断が大人の方がつきやすいです。

ですが、子供は、自分が経験したことのない感覚なのもあって、違和感とか重だるさの感覚を痛いと訴えることもあるかもしれません。なかなかどのくらい痛いのかわからないと、病院に連れて行った方がいいものなのか、整骨院で診てもらった方がいいのか、もしくは休ませたら自然によくなるのか、わからないですよね。

軽症であれば、良かったで済みますが、重症だと手遅れになることもあるので、丁寧に訴えていることを聞いてあげることも大事ですし、

知り合いで身体に詳しい人がいたら、相談するのも一つの手ですよね。

子供でもしょっちゅう怪我する子もいるかと思いますが、どう身体を使えば楽なのか、どう身体を使えばバランスがとれるのかなどの運動感覚が身についていないからなんですよね。

この運動感覚がわからないと、何回も同じ怪我を繰り返す可能性もありますし、けど、運動させなかったら一生その感覚もわからないだろうし。。。

やっぱりどんどん運動させて、いろんな経験・感覚を知って身体を作っていくのが一つと、怪我したら、繰り返さないように正しい使い方を身体に覚えさせる必要がありますよね。

怪我した経験があればあるほど、この痛みの程度なら診てもらった方がいいな。とか、まだ動けるから2,3日様子見てみようかな。などと本人もだんだんわかってくると思います。

そして、正しい使い方を覚えさせることが、子供の運動指導をする人では、難しい課題になりますよね。

言葉で伝えても果たして理解できるだろうか?話さえも聞いていないかもしれないし。。。(笑)

当院では、小学生に運動指導をする際は、なるべく簡単に楽しく身体を動かしてもらえるようなメニューで、間違った動き(ケガが起こりやすい動き)と正しい動き(安定していて楽な動き)を比べてもらったりして、行うことがあります。

そうすることで、痛い動きや怪我が起こりやすい動きってバランスも取りづらいし、使いづらいと身体で感じてもらい、楽な動きもわかるので、

そしたら、楽で安定感がある動きを自然にするようになりますよね。

意味や身体の構造を理解してなくても、なんとなくこう動けば痛くないみたいな感覚があるのとないのとでは、全然違いますよね。

なので、同じ怪我は起こりづらくなります。

そして、ふくらはぎや足にかかる負担を減らすために治療をする必要がありますので、

もし、お子さんでこのような症状があったら、近くの整形外科へ受診するか、当院に一度相談することをお勧めします。

青葉鍼灸整骨院 五十嵐でした。

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